
Japan - Sri Lanaka Gas Association
特定非営利活動法人
日本-スリランカ・ガス協会
日・スリランカは、国交樹立68周年を迎えた親友国
【ごあいさつ】
スリランカと言えば、「セイロン紅茶で有名な国でしょ!」とおっしゃる方々が多いですが、・・・
スリランカは、「Sri」の光り輝く、「Lanka」の島を意味し、古代から海上のシルクロードとして、ラトナディーバ(宝石の池)として知られており、インド洋の真珠と称されています。
北海道の約80%で決して広大な島ではありませんが、16世紀ころから「香辛料の貿易港」として栄えると共に、アジアとヨーロッパを結ぶ経済・文化の中継地として繁栄し、現在も海上のシルクロード(一帯一路)として貿易拠点の貴重な役割をはたしており、世界各国からも注目されています。
紀元前483年にシンハラ王国が建設され、紀元前250年にはインドより仏教が伝来しています。その後、植民地時代の到来を迎え、16世紀はポルトガル、17世紀初頭からオランダ、1815年にはシンハラ王国の最後の砦であった、300年以上にわたりシンハラ文化の華を咲かせた古都キャンディーがイギリスにより陥落させられました。その結果、全島がイギリスの統治時代を経て、1972年(昭和47年)には英連邦内自治領セイロンから完全に独立し、国名を「スリランカ民主社会主義共和国」になりました。
その後、26年間の長期にわたる内戦が続きましたが、2009年(平成21年)に完全に終結し、現在は新興国に共通した発展途上の高度成長のエネルギーに加えて、平和がもたらす巨大な復興の息吹を海運、航空、商業、知識、エネルギー、観光等の分野において強烈に感じさせています。
さらに、スリランカは、地理学的にも重要なインド市場へのアクセスも踏まえて、経済成長の潜在性をもつ将来性の豊かな国なのです。
弊協会は、この背景を踏まえ日本とスリランカでは、歴史、文化、宗教、生活習慣などに相違があるなか、「国際協力の活動」の一環として両国間のガス産業などに携わる同志が、これまでに培ってきた経験や技術を基に、この関連分野の学理と技術交流を介して情報提供活動、及びガス産業の普及・拡大にむけた幅広い活動を行なうことを目的として、2017年(平成29年)6月13日に法人を成立させました。
なお、この活動を行うに当たっては、特定の企業の利益を目的とすることなく、ガス産業を共有する両国間の親友国としての「絆」を基盤とした「国際協力の活動」を推進する強い使命感を持って臨みますので、皆様方々の、一層のご支援とご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
JSGA 役員一同
【設立趣旨】
【基本理念】
1. 日本の「国際協力の活動」の根幹は、日・スリランカ両国民の信頼性から生まれるものです。
・スリランカ国の立場を尊重しつつ、対等な関係で相互に学びあう姿勢でのぞみます。
・常に相手の立場にたって「共に考える姿勢」で臨む協力により、パートナーとして幅広い信頼により育
つものであることを志としてのぞみます。
・人、国、企業が持つ、歴史、文化、宗教、生活習慣を理解し、さまざまな可能性を引き出し、より良い
社会を構築して行きます。
2. スリランカを拠点とした、インド洋経済圏「SAARC」加盟8カ国(人口約17億人)の人々や、各国同
志が信頼で結ばれる社会構築の突破口としての志でのぞみます。
【スリランカ基礎データ】
1 国 名:スリランカ民主社会主義共和国
2 面 積:6万5,607㎢ (北海道の約0.8倍)
3 人 口:約2,103万人(2016年) (台湾の約0.9倍)
4 首 都:スリー・ジヤャワルダナプラ(通称コーッテ)
(注 政府機関の多くは、今だ、コロンボに残されており実質上の首都機構はコロンボ)
5 位 置:日本の南西約7,500km インド洋上に位置する島国
・交通 日本から飛行機で約9時間
・時差 3時間30分(日本が正午の時、スリランカは午前8時30分)
6 民族と宗教:多民族・多宗教国家
・民族 シンハラ人=75% タミル人=15% ムーア人=9%
・宗教 仏教=70% ヒンドゥー教=12% キリスト教=8% イスラム教=10%
7 言 語 :「シンハラ語」と「タミール語」は国語であり、公用語である。
なお、「英語」は連結語として憲法上認められており、都市部では英語はかなり通用している。
8 気 候 :熱帯性モンスーン気候に属しており、「雨期」と「乾季」の季節がある。
・南西部 11月〜 4月頃が「乾季」
・北東部 5月〜10月頃が「乾季」
熱帯性の高温多湿の海岸部・低地の年平均気温は、27℃〜28℃
高地 ヌワラ・エリア(標高1,890m)の年平均気温は、22℃